巨人紅白戦、宮国先発 ローテ入りへ好調スタート


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紅白戦で先発、感覚を確かめながら投げる宮国椋丞=沖縄セルラースタジアム那覇(真栄城潤一撮影)

 16日の紅白戦に先発した巨人の宮国椋丞。2回を投げ、内野安打1本の無失点と、まずまずの出来。初回は直球主体に押して、全て内野ゴロで3者凡退に打ち取った。
 「久しぶりにバッターを相手に投げられたのが良かった。ブルペンで投げるのとは全然違う。感覚を確かめながら投げた」と振り返った。

 初回は1死を取った後、2人目は初球に103キロの緩いカーブ。直後に143キロの速球と、緩急をつけて投球。変化球を交え、連続ファウルで追い込むと、147キロの速球で遊ゴロに打ち取った。続く打者も速球でゴロを取り、好調な出だし。
 2回は1死から二塁手の失策で出塁を許すと、続く打者が内野安打。四球もあり、2死満塁のピンチを迎えたが、最後は内野ゴロで切り抜けた。登板した2回の間に持ち玉の変化球を全て試したという。
 無失点に抑えたが、「狙ったところにいかなかったボールがあった。まだまだ」と振り返り、納得の内容ではなかった様子。一方で、地元沖縄のファンから声援を受け、「楽しく投げることができた」と話した。
 「球数を少なく、打たせて取るピッチング」を目指して仕上げていきたいと強調、開幕戦へ向け「実戦を繰り返す中で修正したい。1軍に残れるようアピールしていきたい」と気を引き締めていた。(宮里努)