県立芸大学生、与那原産で商品開発 町紹介アプリも


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与那原町の特産品を生かした商品を説明する県立芸術大学の学生ら=14日、与那原町コミュニティセンター

 【与那原】県立芸術大学の学生が与那原町の特産品を活用した商品を開発する「ふるさと特産品開発発表会」が14日、与那原町コミュニティセンターであった。同大学の学生約20人が5グループに分かれ、商品をPRした。

 ふるさと特産品開発は同大の授業の一環。これまで宜野座村や今帰仁村などでも行ってきた。学生は昨年7月から同町を訪れ、赤瓦や軽便鉄道、大綱曳などから商品開発のヒントを得た。
 赤瓦の吸水性を生かした赤瓦アロマグッズや、同町の特産物のヒジキを使ったヒジキふりかけなどの食品が紹介された。そのほか、町の地図、イベントなどを網羅したアプリ、軽便鉄道の復元後のイメージ案、大綱曳で用いられる綱を利用し、人形を作るワークショップなど5グループから説明があった。
 同大の崎濱秀昌教授は「商品は与那原町の特徴を浮かび上がらせた」とあいさつ。同町出身の上原創さん(2年)は「調べてみたら知らない部分もあった。大変だったけど、同じくらい楽しかった」と笑顔を見せた。
 学生らが発表した特産品の展示が午前10時から午後5時、同センターで20日まで行われ、同町役場では21日から27日まで行われる。