やんばるの森 未来へ 子ども環境サミット開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
環境問題について調べたことを発表する児童=11日、国頭村環境教育センターやんばる学びの森

 【国頭】「第6回県子ども環境サミット 子どもエコキャンプ」(主催・国頭村、国頭ツーリズム協会)が9~11日、「国頭村環境教育センターやんばる学びの森」で開催された。県内各地から参加した小学生22人が、水、生物、ごみの三つの問題について学んだ。

 11日の発表会で水について調べた班は、県内の人口は中南部が大半を占めるが、水源は北部に集中していることを強調。家庭でできる節水法や、雨水を地中に保つ森の重要性を説明した。
 生物の班は野生生物の交通事故死について学習。ごみの班は、安波の海岸の漂着ごみがどこから来たかなどを調べた。
 最後に、やんばるの森を未来に残すため(1)自然を大切にし節水、節電を心掛ける(2)安全運転するようドライバーに伝える(3)物を大切にし、ごみを少なくする―と宣言した。
 国頭ツーリズム協会の山川安雄代表理事は「環境のため、自分に何ができるか家族や友人と考えて。やんばるは他にも面白いことがたくさんあるので発見してほしい」と児童に語った。