不正駐車はやめて　那覇市、障がい者に利用認定証

　役所やお店などにある障がい者用の駐車場について、健常者の不正利用を防ぐことを目的にした「身障者用駐車場利用認定証」の発行が１８日、那覇市役所の障がい福祉課で始まった。

認定証の導入は県内では那覇市が初めて。認定証を受け取った人からは「本当に必要とする人が、障がい者用駐車場を使えるようになる」と喜んでいる。
　認定証は、市内に住む、障がいの度合いが一定程度高い人や、歩行が困難な人が発行の対象。運転席の前など見やすい所に示すことで、本当に必要な人以外が障がい者用駐車場を使うことを減らす。
　車いすのマークが描かれた駐車場所は、体に障がいのある人でも施設を使いやすいよう建物の近くにあり、スペースも広いことが多い。だが障がいのない人がルールを破って駐車し、障がい者が使えないことがあり、問題になっている。
　体に障がいがあり、この日、認定証を受け取った伊波秀輝さん（３６）は「役所の認定をもらって障がい者用駐車場を使えるのはありがたい。沖縄全体に広がってほしい」と話した。