新たな文化の発信拠点 サクラザカ・アサイラム


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「サクラザカアサイラム2013」で歌うjimama=24日、那覇市の桜坂劇場

 那覇市の桜坂周辺を会場に音楽、アート、カルチャーが集う“街フェス”「サクラザカ・アサイラム2013」が23、24の両日に開かれた。jimama、サキシマミーティング(新良幸人、下地勇)ら多彩なアーティストが活気あふれる舞台を繰り広げ、同フェスが沖縄の新たな文化の発信拠点として定着していることを印象付けた。

 jimamaは桜坂劇場でワンマン公演。「チルダイする。」「大好きな人」「海鳴り」などを次々と熱唱した。昨年12月に岩手県大船渡市など東日本大震災の被災地を訪れ、沖縄からメッセージを届けたエピソードも紹介した。昨年まで続けていたFM沖縄の番組から生まれた曲「さよなら」も来場者と一体となって歌った。
 シネマ・ダブ・モンクスはベースを基調にピアニカやさまざまな民族楽器などの音を重ね、映像との調和で浮遊感に満ちた音世界を演出。ほかにタテタカコ、HAWAIIAN6、細美武士、エレメント・オブ・ザ・モーメント、知花竜海らのほか、あぶらすましなど福島県のアーティストも参加した。
 ライブのほかにも紅型展やライブペインティング、飲食や雑貨が出店した「サクラザカマルシェ」、ワークショップもあり、劇場周辺は多くの人でにぎわった。
 3月9、11日には福島県でアサイラム・イン・フクシマ2013を開き、タテタカコ、遠藤ミチロウ、山口洋らが出演する。