妊婦と幼児１割引き　第一交通タクシー、４月から

　第一交通産業（北九州市）グループで、県内でタクシー事業を展開する沖縄第一交通（那覇市、稲益強社長）は子育て支援の一環として、「妊婦」「乳幼児」を対象とした運賃１割引きの新サービスを４月１日から始める。

県内での同様のサービスは初めて。県内で保有する全２２０台で適用する。沖縄総合事務局から２月１８日付で認可された。
　沖縄第一交通ではこれまでに、「車の運転が心配」という妊婦や、「子ども連れで買い物が不便」などの母親らの声が寄せられ、利便性向上を図る改善策として今回の新サービスを企画した。グループ全体で進めているが、全国に先駆けて県内で実施する。
　妊婦割引は利用の際に母子手帳の提示などが必要となる。乳幼児割引は小学校入学前の子どもを連れている利用者に適用され、事前登録が必要となる。
　稲益社長は「利用者の負担を少しでも軽減し、県民の生活支援に貢献していきたい」と抱負。沖縄総合事務局は「福祉的な意味合いがあるサービスといえ、認可に至った」と話している。
　「妊婦」「乳幼児」割引についての問い合わせは第一交通フリーダイヤル（０１２０）７８０１２４。