FC琉球、今季初黒星 JFL第5節


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 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第5節は7日、各地で6試合を行った。FC琉球は滋賀県の甲賀市陸上競技場でMIOびわこ滋賀と対戦、1―4で敗れ、今季初黒星を喫した。

通算成績は2勝1敗2分け(勝ち点8)とし、順位を8位に下げた。得点ランキング首位のFW高橋駿太は、今季5試合全てで得点し、6得点で2位と3点差で首位を保っている。琉球は次節の13日、県総合運動公園陸上競技場で現在13位の佐川印刷SCと対戦する。午後2時キックオフ。

MIOびわこ滋賀(2勝2敗1分)(7)
4―1(1―1,3―0)
FC琉球2勝1敗2分(8)
▽得点者 【滋】渡邉、木下2、鎗田【琉】高橋

新加入選手にも好機の「転換期」
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 今までは去年からの選手を起用していたが、初めて負けて、新加入選手にもチャンスがある「転換期」に入った。選手同士で反省していかないと。

◆先制も後が続かず 完敗のFC琉球
 終わってみれば、格下のMIOびわこ滋賀を相手に1―4と完敗だった。早い段階で先制したにもかかわらず、後が続かずに逆転負け。悔しい今季初黒星を喫した。
 課題だった立ち上がりは良かった。開始わずか2分、センターライン付近でMF小寺一生のパスを受けた高橋が、自らドリブルで切り込み先制した。
 しかし6分後、右サイドから崩されて失点、イーブンに戻され、試合は後半に突入。抜群のボール保持率を誇るMF永井秀樹を投入するも、65、67分と、立て続けに失点した。
 何とか点差を詰めたい琉球は、中盤にFW上里琢文、今季初出場のFWエフライン・リンタロウを投入したが、得点にはつながらなかった。さらに、何とか自陣を守ろうと、ファウルを重ねたボランチ國仲厚助が退場となり、数的不利に陥った。試合終了間際にもゴールを奪われた。
 低気圧の影響で、吹き荒れる強風に苦しめられた部分もあったが、DF一柳夢吾は「言い訳できない」。初めて喫した大敗に「4点取られたのはディフェンスとして責任を感じている」と悔しさをあらわにした。