FC琉球、逆転で連勝 JFL第7節


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高橋 駿太

 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第7節は20日、各地で4試合を行い、FC琉球は神奈川県のニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.と対戦、4―1で勝ち、2連勝とした。

前半30分に失点した琉球だったが、その後はMF棚橋雄介がシュートを決め同点。後半は足が止まった相手に猛攻し、3連続得点で圧勝につなげた。通算成績は4勝1敗2分け(勝ち点14)とし、順位は3位に浮上した。開幕から7試合連続で得点を挙げたFW高橋駿太は、JFL連続試合得点記録を更新。得点ランキングも通算8得点で首位を保っている。琉球の次節は27日、県総合運動公園陸上競技場でHondaFCと対戦する。午後2時キックオフ。

FC琉球(4勝1敗2分)(14)
 4―1(1―1,3―0)
Y.S.C.C.(2勝5敗)(6)
▽得点者 【琉】棚橋、高橋、我那覇、小幡 【Y】井上

◆高橋、7試合連続得点 JFL新記録
 「(高橋)駿太との距離感を意識した」と、ゲームを振り返ったFW我那覇和樹。それを象徴するように、我那覇と高橋の2トップは、ほとんどの得点に絡む地力を発揮した。
 前半、1点を追う場面の40分、我那覇が高橋につなぎ、中央へ送った球を棚橋が自ら切り込んで得点し、同点。
 後半、逆転弾となった高橋の65分のゴールも、我那覇の中央から送ったパスによるもので、我那覇も3点目を奪った。ロスタイムのMF小幡純平のゴールも、高橋が右サイドに送り、小幡が切り込み圧勝につなげた。
 高橋は、JFL連続試合得点の記録を更新。我那覇も、今季3得点でランキング4位に食い込んだ。
 「後半はほぼミスなくできた。相手の運動量も下がって、みんなで決められた」と胸を張る高橋だが、一方で「前半は相手のサッカーに合わせてしまった」と、反省もあったようだ。
 その言葉通り、開幕以来の課題となっている立ち上がりの悪さは改善しておらず、シュート本数は相手が前半6に対し、琉球は半分の3と課題を残した。
 来月1日にはアウェーのカマタマーレ讃岐戦、さらに6日はホームで昨年準優勝のAC長野パルセイロ戦と、格上との戦いが続く。次節のHondaFC戦は、ホームで立ち上がりから圧倒する琉球を期待したい。

◆フィジカルで勝てた
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 先制されたが、フィジカルで勝てているのは大きい。前のアウェーは1―4で負けたが、今回は4―1で勝てた。勝ち点3を取れることは大きい。得失点差の積み重ねが大事。次はホームなので、3連勝できるように頑張ります。