FC琉球・鳥養選手が具志川小で授業


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夢を披露し合う具志川小学校5年生の児童らとFC琉球の鳥養選手=5日、うるま市の具志川小学校

 【うるま】FC琉球の鳥養(とりかい)祐矢選手(25)が5日、うるま市立具志川小学校の5年生に課外授業を行った。

同校が総合学習で年に1度取り組む「夢スクール」の一環。一時間目には体育館でチーム対抗ゲームをして協力することの大切さを実感。2時間目は鳥養選手の経験談を聞いた児童が夢を発表し合い、夢に向かって頑張ることの大切さを共有した。
 千葉県出身の鳥養選手は初めてサッカーを知った小学1年生から現在までの人生を折れ線グラフで黒板に表した。県や関東地区選抜に選ばれた高校時代もあれば、プロテストに合格できなかった高校、大学時代があったと振り返り「何回も挫折した。挫折を乗り越えて強くなれる」と語った。
 JFLリーグの選手になった今も「プロになってもFC琉球の選手はJリーグを目指している。夢を持って夢に向かって努力することが大事。夢をかなえてももっと大きい夢ができる」と話した。子どもたちに「できることを伸ばしていって自信をつけると、できないことにチャレンジする気持ちが出てくる」とアドバイスした。
 「動物の小売業をして、お客さまを笑顔にしたい」と発表した金城未野さん(10)は「夢をかなえても(さらに)夢を持ち続けることが大事なんだと思った」と感想を話した。