“絶滅危惧種”ナゴランを知って 北部農林生が苗配布


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ナゴランを無料で配布する北部農林高校の生徒ら=3日、名護市許田の「道の駅」許田やんばる物産センター

 【名護】絶滅が危惧されるナゴランを普及させようと、北部農林高校園芸工学科の2年生38人は3日、名護市許田の「道の駅」許田やんばる物産センターで、ナゴランのバイオ苗20本を無料配布した。訪れた行楽客らは、生徒の学習成果となる苗を笑顔で受け取った。

 配布は、「ナゴ」の語呂合わせとなる7月5日にちなんで、毎年行われている。
 同所では、生徒らが育てたゴーヤーや草花の販売もあった。
 苗植え換えのデモンストレーションをした宜志富愛希君(17)は「北農は23年前からナゴランを研究してきた。多くの人に知ってほしい」と期待を込めた。苗をもらった伊佐直子さん(66)=浦添市=は「初めて育てるので、大事にしたい」と笑顔で語った。