純白の花 清らかに 北部で咲く


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 【北部】梅雨が明け、夏本番が近づく本島北部では純白の花が咲き誇り、清らかな姿を見せている。

 ギョクシンカは「玉心花」とも書き、九州南部から沖縄、台湾にかけて分布する。長さ1センチほどのまっすぐな花びらが5本伸びるのが特徴だ。花びらの美しさを女性の唇に例え「玉唇花」とも呼ばれる。
 ヤンバルセンニンソウは十字型に開く花びらが目立つ。東南アジアから沖縄にかけて生息する。「仙人草」の由来は実に白い毛が生えているのを「仙人のひげ」に見立てたもの。姿はかれんだが、実や葉には毒があるので注意が必要だ。
英文へ→Pure white flowers in full bloom in northern Okinawa

花びらが唇にも例えられるギョクシンカ=本島北部
十字型に開く花びらが特徴のヤンバルセンニンソウ=本島北部