八重高勢、賞土産に帰郷 全国高文祭


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全国高校総合文化祭で好成績を収めた八重山高校の生徒ら=5日、石垣空港国内線ターミナル

 【石垣】長崎県で開催された第37回全国高校総合文化祭(長崎しおかぜ総文祭)で県勢初の優秀賞を受賞した八重山高校演劇部と、審査員特別賞を受賞した同校の丸山映実加さん(3年)=アナウンス部門、平良実里さん(2年)=朗読部門=が5日、石垣島に帰ってきた。石垣空港では父母や先生が出迎え、好成績をたたえた。

 八重山の島々の魅力を織り交ぜた学園コメディーで優秀賞を受賞した演劇部の大嶺綾楓部長(3年)は「会場の反応が良くて、楽しくやり切ることができた」と報告。優秀校は8月に国立劇場(東京)で開かれる公演会に出演できることから「もう一度できることをうれしく感じている。思いっ切り作品の良さ、八重山の素晴らしさを伝えたい」と語った。
 同校の本成浩校長は「素晴らしい力を発揮してくれて感激している。この経験を学校生活に生かしてほしい」と激励した。演劇部父母会の本原まゆみさん(50)は「九州、全国と進むたび子どもたちが成長した。自信を持って演技ができたと思う」と話した。