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日本フットボールリーグ(JFL)第24節は10日、各地で2試合を行った。FC琉球は宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場でホンダロックSCと対戦し、2―2で引き分けた。
前半40分に先制された琉球は、後半開始直後にFW高橋駿太が9試合ぶりのゴールを決めて追い付き、32分にもFW我那覇和樹が高橋のアシストで得点し逆転した。しかし、ロスタイムに再度失点しドローとなった。
通算成績を9勝8敗7分けとし、順位は8位と変わらない。
琉球の次節は9月16日、沖縄市陸上競技場でHOYO大分と対戦する。午後3時キックオフ。
FC琉球(9勝8敗7分)(34)
2―2(0―1,2―1)
ホンダロックSC(4勝12敗7分)(20)
▽得点者 【琉】高橋、我那覇、【ホ】悦田、市原
◆高橋、9試合ぶりゴール 得点ランク2点差に迫る
1万人以上の観客を前に、最下位チームに敗れたショックは簡単には払拭(ふっしょく)できない。アウェー戦ということもあるが、琉球はまたしても格下のホンダロックSCにあと一歩のところで勝ちきれなかった。
それでも、うれしい出来事もあった。昨季得点王で、今季も一時は得点ランキングを独走していた高橋が、実に9試合ぶりのゴール。低迷の理由として、最近はトップ下を務めていたこともあったが、毎試合1度は訪れる好機を決めきれずにいたフラストレーションがあっただろう。高橋はこれで、現在ランキング1位の宇野沢祐次(長野)に2点差まで迫った。
後半に走り負けしなかったのも良かった。加えて、スタメン初出場で抜群のボール保持力を誇る、MF永井秀樹の存在も大きかっただろう。高橋も「永井さんのボランチで、ボールが前に出てやりやすかった」と、42歳のベテランの手腕に感嘆した。
泣いても笑っても、今季は残すところあと10試合、8月中盤からは天皇杯も始まる。約1カ月後のホーム戦は、ひと味違う琉球の姿を期待したい。
◆前向きにプレー
薩川了洋監督(FC琉球)の話 前半に先制されたが、選手同士で考えて前向きにプレーしていた。後半は相手より走れていて圧倒できた。あとはDFが点を守るしかない。勝ちきれるように、ステップアップしなければいけない。