早期返還の願い今も 沖国大ヘリ墜落きょう9年


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 【宜野湾】2004年8月に米海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターが宜野湾市の沖縄国際大学に墜落してから、13日で9年となる。

大学と隣接する米軍普天間飛行場には12日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ9機が飛来するなど追加配備が一気に進み、県民の反発が一層高まる中で節目の日を迎えた。
 12日にオスプレイが飛来する様子を確認した佐喜真淳宜野湾市長は、返還合意から17年が経過したことに言及し「合意の原点は危険性除去と基地負担軽減だった。そういう中で沖国大にヘリが墜落した。やはり一刻も早く返還してもらいたい」と早期返還を求めた。
 沖国大は13日午後2時から墜落現場のモニュメント前で「普天間基地から沖縄を考える集い」を開く。