県福祉保健部は16日、名護市の県立北部病院と北部地区医師会病院を合併して医療機能を集約する基幹病院の建設について本年度中に研究会を発足させ、可能性と効果を本格的に検討する方針を明らかにした。
同日開かれた県議会文教厚生委員会(呉屋宏委員長)で、同部の崎山八郎部長は「北部地区医師会や琉球大学医学部付属病院など保健医療の関係団体から意見を聴取している。本年度中に研究会を立ち上げ、検討したい」と述べた。
県立北部病院では産科医不足に加え、夜間救急の制限も行っている。北部市町村議会議長会は9月、医師不足解消の打開策として、2病院を合併した上で、500床規模の病院を設立するよう県に要望していた。