カレンダーに採用 照屋さん「ゆりの絵」全国展入賞


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 【与那原】「第5回グッズデザインコンクール」(きょうされん主催)で、与那原町の指定障害福祉サービス事業所「サポートセンターあすなろ」の利用者、照屋正さん(59)が描いた水彩画「ゆりの花」がカレンダー部門で入賞した。

照屋さんは「受賞を聞いて驚いた。受賞できるとは思わなかったのでうれしい」と喜んだ。照屋さんの作品は、2014年「はたらく仲間のうたカレンダー」の卓上版で絵の一つに採用される。
 今回のコンクールでは全国211事業所から1634点の応募があった。照屋さんは約7年前の転落事故による影響で左半身がまひしている。約半月かけて制作した照屋さんは「絵を明るく見せようと、背景は黄色にした。多くの人にカレンダーを使ってほしい」と話した。
 カレンダーは1部千円(税込み)。販売の収益は、作業所の活動財源などに充てられる。
 カレンダー購入の問い合わせなどは同事業所(電話)098(944)5119。

賞状を手に笑顔を見せる照屋正さん(左)=11日、与那原町役場前
カレンダーに採用された照屋さんが描いた「ゆりの花」