宮古島にJA出荷場 県内で最大、来春稼働


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新農産物集出荷場の起工式でくわ入れを行う関係者ら=10日、宮古島市平良西里

 【宮古島】JAおきなわ(砂川博紀理事長)が宮古島市平良西里に建設する新しい農産物集出荷場の起工式が10日、行われた。2014年4月の運用開始予定だ。関係者が工事の安全を祈願した。

 新施設は現在宮古島内4カ所に分散している集出荷場を統合するもので、施設面積は3260平方メートルと県内最大になるという。総事業費は約6億3700万円で、国や県の補助を受けている。
 島内で生産増が続くマンゴーの糖度を光センサーで測る機材を導入し、マンゴーを傷つけることなく選別できる。また農家ごとの個別指導向上にもつなげられるという。
 JAおきなわ宮古地区営農振興センターは新集出荷場の完成により、出荷量を現在の1・8倍近い2940トンまで引き上げたい考えだ。
 砂川理事長は「より合理的で効率的な出荷ができるようになり、農家の所得向上にもつながる。これを契機に沖縄農業のブランドを築きたい」と語った。