取水管35メートル漂流か 県、注意呼び掛け


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 県農林水産部は18日、県庁で会見を開き、台風23、24号の影響で県水産海洋技術センター(糸満市喜屋武)の取水管の一部が損傷し、流出したと発表した。流出した取水管全長44メートルのうち、住民が同センター北側約800メートルの海岸で発見した9メートル分は16日に回収した。

残り35メートル部分が海上に漂流している可能性があるとして、県は漁船などに注意を呼び掛けている。
 県は18日、ダイバーによる調査で損壊状況を確認。取水管は高密度のポリエチレン管で外径50センチ、内径45センチ。1メートルで約35キロの重さがある。同部総務課は「発見した際は通報をお願いしたい」と協力を求めた。問い合わせは同課(電話)098(866)2254。

県水産海洋技術センターの北側約800メートルの海岸で発見された取水管の一部=16日、糸満市喜屋武