名護市長選 保守陣営、末松氏を擁立 後援会が容認


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
末松文信氏

 【名護】来年1月19日投開票の名護市長選で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を容認する保守陣営は22日、名護市区選出の末松文信県議(65)=自民=を擁立する方針を固めた。

 保守系候補には末松氏と島袋吉和前市長(67)の名前が挙がっていたが、22日午前に双方の支持者と経済団体関係者らが協議し、末松氏を擁立する方針で一致した。
 同日夕、末松氏は市議会野党会派「礎(いしじ)之会」や自身の後援会と相次いで会合を開き、この中で午前中の協議内容について説明を受けたという。
 礎之会は21日に末松氏に出馬を要請していた。末松氏は後援会が反対していることを理由に態度を明らかにしていなかった。
 後援会幹部は「政治家として決断するなら支持するしかない。現実的に市長選で戦えるのは末松氏しかいない」と出馬を容認する考えを示した。
 市長選には普天間移設に強く反対する現職の稲嶺進氏(68)が5月に出馬を表明している。