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若手・中堅の女性舞踊家でつくる沖縄歌舞劇団美(ちゅら)(大田礼子代表)は、修学旅行生を対象とした公演を試験的に始めた。
20日に読谷村の沖縄残波岬ロイヤルホテルで第1回公演があり、千葉県立我孫子高校(中村一治校長)の生徒が鑑賞した。観光とのリンクで、舞踊界を活性化することが狙い。
2013年度は2月までにあと4回公演する。14年度以降は回数を増やし、シーズン中はロングラン公演も行いたい考えだ。修学旅行以外の観光客に見せることも視野に入れている。
20日は「四つ竹」や創作舞踊「響(とよむ)」、創作エイサー「美太鼓」などを解説を交えて披露した。共演した鏡水鏡鼓会は獅子舞を舞い、最後は生徒も一緒にカチャーシーを踊った。公演に関するアンケートも行った。同校2年の辻村菜澄(なすみ)さんと斉藤鮎香さんは「迫力満点で1時間があっという間に過ぎた」と興味を持った様子だった。
大田代表は「生徒が体験できるプログラムを作りたい。舞踊会の力を合わせて、近い将来、常設劇場で芸能が見られるような環境にできればいい」と展望を語った。