名護市長選 末松氏が出馬表明 稲嶺氏と一騎打ちへ


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(左から)末松文信氏、稲嶺進氏

 【名護】来年1月19日の名護市長選で、同市区選出の末松文信県議(65)が24日、立候補を正式に表明した。末松氏は「新しい名護の時代を構築したい」と意欲を語った。

市長選には、米軍普天間飛行場の辺野古移設に強く反対する現職の稲嶺進氏(68)が再選を目指し5月に出馬表明をしており、一騎打ちの公算が大きくなった
 末松氏は辺野古移設を容認する市議会野党会派「礎之会」から出馬要請を受けていた。辺野古移設については「大変重要なことなので後援会や関係者と相談したい。知事の推移を見守りたい」と語った。
 末松氏は24日、市内で開かれた後援会の会合で立候補の意向を説明し、了承された。
 末松氏は1948年2月生まれ。沖縄工業高校卒業。87年に名護市役所入り。企画部長を経て2002年から10年まで助役、副市長を歴任した。12年6月の県議選で初当選。伊是名村出身。