年金者の生活守れ 県庁前で50人座り込み


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年金者一揆県集会に参加し、年金引き下げなどに反対する受給者や支援者ら=18日、那覇市の県庁前広場

 年金者一揆2013全国1万人総行動県集会「県庁前座り込み」(全日本年金者組合県本部主催)が18日、那覇市の県庁前広場で開かれた。

年金受給者や支援者ら約50人(主催者発表)が集まり、年金の2・5%引き下げをはじめとする各種社会保障費の引き下げに反対する「年金者一揆13宣言」を採択した。
 国民年金や厚生年金など全ての年金は、15年4月までに段階的に2・5%引き下げられる。戦後米軍統治下に置かれた沖縄では、本土より遅く年金制度が開始したことから格差が生じ、全国平均の3倍に当たる約3万人の無年金者がいる。定額年金者も多い。
 同組合県本部の吉田務委員長は「大変な暮らしを強いられている高齢者の生活が、ますます脅かされる。県民一丸の運動に発展させていこう」とあいさつし、12月以降の行政不服審査請求への参加を呼び掛けた。