台風27号 大東地方、けさ暴風域抜ける


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 台風27号は25日午前9時現在、南大東島の北約210キロの海上にあり、時速20キロで北東へ進んでいる。沖縄気象台によると、大東島地方は同日午前6時ごろに暴風域を抜け、台風は沖縄地方から次第に遠ざかっている。

 ただ、台風や大陸の高気圧の影響で沖縄地方は風速15メートル以上の強風が吹いており、気象台は引き続き高波への警戒や強風に注意を呼び掛けている。気象台によると、大東島地方が25日夜のはじめ、与那国島地方が同日夜遅く、沖縄本島地方、宮古島地方、石垣島地方で26日朝から昼前にかけて強風が吹くとみられる。
 海や空の便は25日も欠航が相次いだ。海の便は本島と周辺離島を結ぶ航路全便、先島諸島の午前の便など合わせて計114便が欠航した。琉球エアーコミューター(RAC)は午前7時50分の那覇発与那国行きの1便が欠航し、18人の足に影響が出た。
 台風の中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心の東側150キロと西側130キロ以内で風速25メートルの暴風域となっている。【琉球新報電子版】