FC琉球完敗、金沢に0―5 サッカーJFL


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FC琉球―ツエーゲン金沢 相手FWを食い止めようと必死に走るFC琉球の選手ら=26日、石川県の金沢市民サッカー場(ツエーゲン金沢提供)

 日本フットボールリーグ(JFL)第30節は26日、各地で7試合を行った。FC琉球は石川県の金沢市民サッカー場でツエーゲン金沢と対戦し、0―5と大敗した。24分で失点した琉球は、その後立て続けにゴールを奪われ前半だけで5点を失った。後半は何とか失点は免れたが、得点できずに完敗した。

通算成績を11勝10敗9分けとした琉球は、順位は9位と変わらない。琉球の次節は11月3日、沖縄市陸上競技場でY.S.C.C.と対戦する。午後1時キックオフ。

ツエーゲン金沢(14勝9敗7分)(49)
 5―0(5―0,0―0)
FC琉球(11勝10敗9分)(42)
▽得点者 【金】大石、阿渡、菅原3

◆ミスから失点 ずるずる
 「完敗」―。薩川了洋監督が漏らした通り、琉球は前半だけで5失点。1ゴールも奪えず、今季最大の点差で金沢に大敗を喫した。
 先発はDF河端和哉、MF中山悟志、FW我那覇和樹らベテランを起用し、満を持して挑んだ。
 しかし前半24分、1度目の失点から「ペースがおかしくなった」(薩川監督)。わずか3分後に再度得点を許すと、29分からは相手FWにハットトリックを許した。
 後半は一転して体を張ったプレーで0に抑えた。ゴール前のフリーキックなど絶好機もあったが、ポストに当たるなど不運な面も手伝い、一度もネットを揺らすことなく終了のホイッスルが鳴った。ゲームキャプテンを務めた我那覇は「情けないし、恥ずかしい」と、ショックを隠せない。薩川監督は「守備ラインとボランチのミスから失点につながって、1点目を取られてから選手が消極的になってしまった」と悔やんだ。
 今季残りわずか4試合、次節はホームにY.S.C.C.を迎える。同節の内容の悪さが後を引かないか心配だが、開幕当初に設定した前季を超える9位以上という目標達成のためにも、気持ちを切り替えるしかない。