「読谷山花織の宴」那覇で公演 観光客にも披露


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11月10日の公演に向けて練習を重ねる「読谷山花織の宴」の出演者=うるま市石川

 【中部】読谷村にゆかりのある5人の偉人を描く現代版組踊絵巻「読谷山花織の宴」公演(タオファクトリー主催)が11月10日、那覇市民会館である。

午後2時、6時の2回公演。出演する47人の若者が、うるま市内などで練習を重ねている。
 泰期、吉屋チルー、護佐丸、尚巴志、赤犬子が登場し、沖縄の歴史をたどる。2010年に座喜味城跡で初めて演じられ、読谷村文化センター鳳ホールで再演を重ねてきた。初の那覇公演では読谷高校ダンス部がゲスト出演する。
 那覇公演の後援団体で、読谷村を拠点に自立経済モデルの創造を目指す「チーム進貢船」(比嘉徹代表)の當山浩さんは「この舞台を入り口にして郷土の偉人を知り、掘り下げて学ぶ努力をしてほしい」と話す。
 那覇公演に合わせた旅行商品を企画する富山県の旅行社・西部トラベルの村田寛社長は「肝高の阿麻和利を見て、自分たちの歴史や文化を体で発信する若者の姿に感動した。多くの富山の人たちにも見てほしい」と語った。
 入場料は2千円。読谷村の物産展や読谷山花織の展示・販売もある。問い合わせはタオファクトリー(電話)098(983)0144。