コントで彩る30周年 笑築過激団


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フィナーレで玉城満を囲む笑築過激団出身のお笑いコンビや俳優ら=25日、北谷町のモッズ

 沖縄新喜劇の草分けとして1983年に結成、テレビ番組「お笑いポーポー」などで知られる笑築過激団(玉城満座長)の30周年記念ライブが25日、北谷町のライブハウスモッズであった。

座長の玉城と共に同劇団出身者たちが次々とコントや音楽を繰り出し、来場者を笑わせた。
 玉城は立川志ぃさー(藤木勇人)、津波信一と方言をめぐる裁判や、南米への出稼ぎから戻った息子と父親のちぐはぐな再会を描いたコントなどを披露。コンビ「泉&やよい」は自虐的なコントを繰り広げた。よなは徹、與那嶺商会は音楽で盛り上げ、ゲストとしてベンビーも出演した。
 玉城は「芸歴35年になるがヤマトに出た当時の“ウチナーンチュと思われたくない症候群”から全て始まっている」と振り返り、県出身者たちがウチナーンチュであることを隠しきれないさまを表す逸話を紹介し、会場を沸かせていた。