乗客最多8万4000人 アクエリアス号、石垣に今季最終寄港


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今季最終寄港を記念し、アクエリアス号の前で記念撮影する乗客ら=10月28日、石垣港

 【石垣】台湾の乗客を乗せるスタークルーズ社のクルーズ船「スーパースターアクエリアス号」が10月28日、今季最後の運航で石垣港に入港した。今年の寄港回数は昨年より16回多い55回で、過去最多となる8万4315人の台湾人観光客が同船で石垣島を訪れた。

 石垣市は同日、今年の寄港に感謝し、来年以降の運航継続を要請する催事を石垣港で行った。中山義隆市長が同船のヨーゲン・ストール船長に記念品を贈呈し、感謝の意を伝えた。
 中山市長は「アクエリアス号は石垣島のにぎわいと活性化に大きく貢献してくれた。来年も会えることを楽しみにしている」と述べた。ストール船長は「毎年、歓迎セレモニーをしてくれるのでありがたい。石垣島に来るのは楽しみで、帰るときには寂しい気持ちになってしまう」と話した。
 催事では特産品販売の若手経営者集団「石垣島の特産品拡め隊」がそばやかまぼこ、泡盛を無料で乗客らに振る舞った。