首里城 あでやかに古式行列 琉球王朝祭り


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約300人が練り歩いた首里城古式行列=3日、那覇市の首里城公園

 第48回琉球王朝祭り首里の古式行列(主催・首里振興会)が3日、那覇市の首里城周辺で行われた。500年の歴史を持つ国の安泰を願う国王参詣行列を再現した。

御轎と呼ばれる金色のみこしに乗った国王と王妃を中心に総勢300人が練り歩き、路次楽隊の音色の響く中、色鮮やかな行列が古都の街を彩った。
 国王と王妃は首里城御庭(なー)から王府高官に出迎えられ、守礼門まで歩いた後、みこしに乗り込んだ。周辺は観光客や地元住民でごった返した。同日は祝賀パレードや各町旗頭演舞も行われた。台湾・台北市から友人と一緒に沖縄を初めて訪れた江佩君さん(31)は「衣装や化粧がすごく特別な感じがして、とても興味深い」と沖縄の風物を満喫していた。