改憲阻止などアピール 第50回護憲大会が閉会


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大会アピールを読み上げる県副実行委員長の比嘉京子県議=5日午前、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 「沖縄から問う『平和、人権、いのち』核も基地も戦争もない世界を」をテーマに3日始まった「憲法理念の実現をめざす第50回大会・沖縄大会」(実行委員会主催)は5日、閉会総会を那覇市内で開いた。特別提起として福島、北海道、高知、沖縄の平和運動の取り組みを紹介し、「憲法改悪を断じて阻止する」とした大会アピールを採択した。

 アピールでは「私たちは侵略と支配の歴史から、平和国家をめざし、68年にわたって他国民に銃を向けることなく、平和を愛する諸国民の信頼を醸成してきた」と強調した。
 安倍政権が進める憲法改正や集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法制定などの動きについて「物言えぬ戦前社会の再現を狙っており、決して許してはならない。『命の尊厳』を基本に、心豊かな社会の創造へ邁進(まいしん)することを誓う」と訴えた。
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