特定健診受診を 11月は強化月間 市長ら呼び掛け


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 那覇市は11月を特定健診受診勧奨強化月間と位置付け、対象となる市民に受診を呼び掛けている。特定健診は生活習慣病を予防し、医療費を抑えることが目的だ。生活習慣病は県内でも年々増加しており、那覇市では死亡原因の半数以上、医療費の3割を占めている。医療費増額の影響で、市の国保財政の累積赤字は2012年度で42億円にも上る。

 市の特定健診受診率は12年度で37・7%となる見通しで、約5万5千人対象者(国保40~74歳)のうち、約3万5千人が受診していない。
 翁長雄志市長は10月30日の定例記者会見で「ぬちがふー どぅ しでぃがふー(健康でありさえすれば幸福をつかむことができる)」という黄金言葉(くがにくとぅば)を紹介。「年に1度の特定健診で生活習慣を見直し、ぜひ自身の健康と向き合ってほしい」と呼び掛けた。
 市では11月に「国保健診だより」を全戸に配布するほか、民生委員と健康づくり推進員、自治会会員による戸別訪問も実施する。
 また、月1回、日曜の集団健診も始まり、市役所1階でも特定健診を実施している。11月は29日午後1~4時に行う。

★YouTube 24分33秒