沖縄大学院大学副学長に県出身のジョージ・イワマ氏


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ジョージ・イワマ氏

 カナダのノーザン・ブリティッシュコロンビア大学学長で県出身のジョージ・イワマ氏(59)が2014年1月初旬、沖縄科学技術大学院大学の上席副学長に着任する。

 イワマ氏は「素晴らしい機会を与えてもらい感謝する。生まれ故郷に戻ることを楽しみにしている」と話している。5日、同大学院大学が発表した。
 イワマ氏は1953年、那覇市生まれ。父親はカナダ出身の日系2世で、母親(旧姓・上原)は県出身。宜野湾市に住み、カトリック系の学校に通い、17歳でカナダに移住した。ブリティッシュコロンビア大で動物学の博士号を取得し、同大で15年教授を務めた。魚のストレス反応に関する研究が専門。
 イワマ氏は「世界最高レベルの大学院大学は県民の支援によって成功する。外国人が何かをやっている機関ではなく、沖縄にある日本の大学として誇りの持てる機関にしたい」と語った。