【与那原】毎年、運動会など学校行事で綱引きを行っている与那原東小学校(與那嶺剛校長)で綱引きに使用される綱とカナチ棒、旗頭の贈呈式が6日、同小学校のグラウンドであった。
10日の運動会で綱引きが披露される予定。
同校での綱引きは毎年行われているが、カナチ棒は与那原大綱曳実行委員会から借りていた。昨年11月に綱を新調したことや新校舎完成などを記念して、学校側が長嶺商会(長嶺淳社長)に製作を依頼。このほど完成した。綱と旗頭はPTAや教員が力を合わせて作製した。
綱は約22メートル、旗頭も与那原大綱曳で使用されているものの約3分の1の大きさ。カナチ棒は建築用材としても使われるチャーギ(イヌマキ)を材料にし、約1メートル80センチ、直径約15センチとなっている。
長嶺社長は「伝統教育の一環のお手伝いをしたいと思い、引き受けた。児童には元気よく綱引きをしてもらいたい」と話した。児童代表あいさつで識名真紘君(6年)は「迫力ある綱引きを繰り広げたい。カナチ棒は大事に使って、これからに引き継いでいきたい」と感謝の言葉を述べた。