南城観光の拠点に 知念・久手堅、物産館オープン


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 【南城】南城市の物産品や世界遺産・斎場御嶽への入場券を販売する「市地域物産館」が4日、市知念字久手堅のがんじゅう駅・南城の隣にオープンした。同日、落成式典が開かれ、多くの関係者が出席して館のオープンを祝った。

 世界遺産・斎場御嶽には年間43万人が訪れ一大観光地化しているが、周辺には観光客が立ち寄り買い物できる店がなかった。このため、一括交付金を活用して地域物産館を建設。1階に市内を中心とした土産物約200点を取りそろえ、2階にレストランやカフェを設置した。延べ床面積は約868平方メートル。総事業費は2億8千万円。
 物産館から徒歩5分の斎場御嶽の入場券は同館のみで販売する。以前使われていた斎場御嶽前の駐車場は6日から閉鎖され、同館前と知念岬公園の駐車場で対応する。
 古謝景春市長は「斎場御嶽には年間43万人の観光客が訪れる。(物産館を拠点に)価値ある観光資源を発信したい」とあいさつした。

南城市のキャラクター「なんじぃ」のグッズなど約200点の土産物を販売する市地域物産館の店内=4日、南城市知念字久手堅
南城市内外の物産品を取りそろえレストランやカフェを設置する地域物産館