具志堅区(一般男子)初V 南城市陸上


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初の一般男子優勝を喜ぶ(右から)青年会長の幸地将希さん、金城兵健さん、金城兵哲さん、幸地麻美さん=南城市知念・具志堅公民館

 【南城】10月13日に市陸上競技場で開かれた第8回南城市陸上競技大会で、人口わずか200人余の同市知念・具志堅区の青年会(幸地将希会長)を中心にした一般男子が初の優勝を果たし、地域で話題になっている。

同区世帯数は75軒。青年会員が20人余。旧知念村時代の49年間と合併後の8年間の計57年目にして悲願を達成した。区関係者は「一致協力して取り組めば必ず勝てる。決して人数ではない」と声を震わせる。区全体が喜びに沸いている。
 大会に出場した一般男子のうち3人が1位。2人がそれぞれ2位と3位で、9人全員が8位入賞という好成績を収めて総合点60・5を獲得、トップに躍り出た。
 壮年の部でも砲丸投げで金城兵健さん(53)が10メートル59、円盤投げで金城兵哲さん(51)が31メートル11をマークしてそれぞれ1位に。一般男子砲丸投げとハンマー投げとも1位になった小橋川栄太さんと、女子砲丸投げ1位の幸地麻美さんが、壮年の2人と共に23日の県陸上競技大会に出場する。総合優勝もさることながら小さな集落から4人も県大会に出場する快挙に、市民から「頑張れ」と熱い視線が注がれている。同区は優勝祝いと県派遣選手の激励会を近く計画している。
(知花幸栄通信員)