ブセナで虚偽表示 クルマエビ、ブラックタイガー使用


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 ザ・テラスホテルズ(那覇市)は11日、名護市のザ・ブセナテラス内にある中華ダイニング「琉華菜苑」で提供する一部メニューで表記と異なった食材を使用したと発表した。

表示はクルマエビだが、ブラックタイガーを使っていた。原因として「担当シェフの誤認と社内の情報共有に不備があった」と謝罪し、偽装する意図はなかったと説明した。
 同社は1日、本紙の取材に虚偽表示は「見受けられない」と回答していた。今回の虚偽表示は回答後の同日夜に発覚したという。担当者は「10月27日に一度、(グループの)全4ホテルから『明らかに違うものはない』という報告を受け、問題はないと認識してしまった。(細部にわたって)調査は続けていた。取材には調査中と回答するべきだった」と陳謝した。
 虚偽表示があったメニューは「車海老(くるまえび)と新鮮野菜のさっぱり炒め」などクルマエビを使った3品。担当料理人がクルマエビとブラックタイガーを同等の種類と認識していたほか、発注量の把握など社内管理体制で情報共有に不備があったという。今後は、社内のチェック体制を強化する。
 虚偽表示になっていた2012年12月1日~13年11月1日に利用した客に対しメニューの金額に相当する食事券を提供し対応する。問い合わせはザ・ブセナテラス(電話)0980(51)1343。