祷、仲村さん 大賞に笑み 「琉歌大賞」80人を表彰


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琉歌大賞を受賞した仲村美南さん(左)と祷キヨさん=10日、恩納村のふれあい体験学習センター

 【恩納】第23回琉歌大賞(主催・同実行委員会、共催・恩納村、同村商工会、琉球新報社)の表彰式が10日、同村ふれあい体験学習センターで開かれた。

一般の部大賞の祷キヨさん(68)と児童生徒の部大賞の仲村美南さん(宜野湾市立嘉数中3年)など80人の入賞者に、當山憲一実行委員長から賞状が贈られた。次回のテーマ「笑」の発表もあった。
 今回は「嵐」をテーマに一般の部365首、児童生徒の部574首の応募があった。仲田栄松審査員長は「今回のテーマは嵐で沖縄戦や基地、オスプレイに関する歌が多かった。琉歌は叙情的。もっと感情を込めて詠んでほしい」と講評した。
 祷さんは「沖縄戦当時おなかにいた私や、兄のことを必死に守ろうとした母のことを思い歌った」と作品を振り返った。
 仲村さんは「2回目の受賞でびっくりした。方言や恩納村のことを入れて詠んだ」と話した。