東京五輪で「金」を 新城選手(自転車)に石垣市民栄誉賞


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市民栄誉賞の贈呈を受ける新城幸也選手(左)=6日、石垣市役所

 【石垣】石垣市は6日、自転車ロード競技の最高峰、ツール・ド・フランスなどで活躍する新城幸也選手(29)=同市出身=に市民栄誉賞を贈呈した。

日本チャンピオンジャージーに身を包んだ新城選手は「(東京五輪開催の)2020年まで現役を続ける」と述べ、活躍を通して石垣島の子どもたちを元気づけると誓った。
 新城選手は八重山高校を卒業後、フランスに自転車留学し、競技を開始した。プロ選手としてツール・ド・フランスなどに参戦し、昨年は日本代表としてロンドン五輪に出場した。
 市民栄誉賞はことし7月、父親の貞美さん(58)が代理で受けていたが、新城選手の帰省に合わせて直接授与した。新城選手は「これから選手としていい時期を迎える。これまで以上の結果を出したい」と意気込んだ。
 自身がフランスで修行を積んで競技力を向上させた経験から「具体的な案はまだないが、石垣の子をフランスに連れて行きたい」と話し、石垣市の子どもたちに貢献する考えを明かした。
 中山義隆石垣市長は「さまざまな大会で活躍してくれるので、島中がレースを楽しめる。リオ、東京のオリンピックで金メダルを期待している」と激励した。