警官暴行の米兵逮捕 沖縄署、パトカーに接触


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容疑者の逃走経路

 沖縄署は23日、運転していた普通乗用車をパトカーに接触させて逃走し、追跡した警察官に暴行を加えたとして、在沖米陸軍所属の3等軍曹(29)を道路交通法違反(事故不申告)と公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕した。沖縄署によると3等軍曹は「分からない」などと話して容疑を否認している。

また3等軍曹の呼気から基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム)の約4倍のアルコールが検知されている。同署は飲酒についても調べる方針。
 逮捕容疑は、23日午前8時半ごろ、沖縄市上地の路上で、巡回中のパトカーに車を当てて逃げ、同市久保田で、追跡してきた沖縄署員の胸を両手で押すなどした疑い。沖縄署によると、3等軍曹はパトカーに接触した後、国道330号を南下して逃走した。山里交差点付近で、歩道上の街灯と配電盤に衝突した。徒歩で立ち去ろうとしたところを、追跡してきた同署員に事情を聞かれた際に激高し、つかみ掛かった。
 損壊した配電盤の撤去作業をしていた沖縄電力の担当者によると、この事故の影響で、付近の4世帯が停電した。