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伝統野菜で食品開発 奥武産トーナチン使い3品

 【南城】南城市玉城字堀川で農産物直売店・花野果(はなやか)村を運営する農業生産法人トロピカルファームたまぐすく(大城浩明代表)が、同市玉城字奥武(奥武島)で栽培されているトーナチン(タカキビ)を原材料にした「トーナチンそば」(1袋150グラム130円)、「トーナチン玄米おにぎり」(1個100グラム、100円)、「トーナチンムーチー」(1個100円)を開発し、販売中だ。

 トロピカルファームは「琉球大学おきなわ食農研究会」の協力を得て奥武島で昔から栽培されているトーナチンやベニバナの栽培に取り組んでいる。
 10月にトーナチンの実30キロを収穫し、粉末にした。奥武島では昔からトーナチンの粉末とイモを餅に混ぜた「トーナチンムーチー」が知られている。ミネラル類が豊富で、ビタミンB群、食物繊維を多く含むトーナチンを広めようと商品開発に取り組み、従来の「ムーチー」に加え、粉末を麺に練り込んだ「そば」「玄米おにぎり」を考案。中国産に比べコクがあり、食べ応えがあるのが特徴。「そば」は冷凍麺として販売している。
 大城代表は「栽培を市内の農家にも広げ、地域フードとして定着させ、さらに商品開発を進めたい」と語る。
 大城代表はJAおきなわ大里支店女性部に冷凍麺を提供。24日同市大里の同支店で開催される「第1回JAおきなわ大里支店まつり」で200食限定で「トーナチンそば」が販売される。問い合わせは花野果村(電話)098(948)4187。


トーナチンの商品開発を進める大城浩明代表=21日、南城市玉城字堀川の花野果村

奥武島伝統のトーナチンの実(手前右)を使った「そば」(手前左)「玄米おにぎり」「ムーチー」