教育への新聞活用(NIE)を進めようと、第7回県NIE実践フォーラム(県NIE推進協議会主催)が11月30日、沖縄市の県立総合教育センターで開かれた。沖縄市立コザ小学校(平田光秀校長)が二つの公開授業をしたほか、学校や教育行政の実践者によるパネル討論などがあった。
パネル討論では「児童を地域や社会とつなげる教材として新聞を活用すべきだ」とする提言などがあった。学校関係者や保護者ら約150人が来場した。
コザ小4年生の公開授業では、グループごとによる新聞作りを通して沖縄の良さや魅力を互いに伝え合った。発表後にみんなで感想を述べ合うなど、話し合いを深める工夫を凝らした。
5年生は読み手を引き付ける見出し付けに挑戦。6年生の委員会活動を取材した記事を題材にグループで活発に意見を交わし、生き生きと授業を展開した。
県NIE推進協議会の山内彰会長は「新聞の特性を活用して『今』を授業に取り入れ、教育を展開するのがNIEだ。コザ小の児童たちの授業は発展的で特色ある内容だった」と講評した。