歌声、味わい深く 加藤さん「ほろ酔い」公演


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琉球國祭り太鼓や宮城県の「閃雷」らと共に力強い歌声を響かせる加藤登紀子さん=11月30日、沖縄市ミュージックタウン音市場

 「加藤登紀子ほろ酔いコンサート2013」(琉球新報社、ミュージックタウン音市場主催)が11月30日、沖縄市ミュージックタウン音市場で開かれた。加藤さんは「知床旅情」「百万本のバラ」などに加え、「てぃんさぐぬ花」など沖縄の曲も歌い、琉球國祭り太鼓や宮城県の太鼓団体「閃雷(せんらい)」とも共演。約430人の来場者は、お酒を飲みながら加藤さんの味わい深い歌声を楽しんだ。

 同公演は昨年に続いての開催。加藤さんはフロアに降りて来場者に語り掛け、ファンとの再会を喜んだ。「沖縄は私の人生をつないでくれた場所。ここにある祈りを受け継いでいけるといい」と思い入れを語った。
 東日本大震災の被災地で親を亡くした子どもの日記を題材にした「青いこいのぼりと白いカーネーション」も歌い、復興へのエールを送った。