沖縄市長選 公明・金城氏、出馬を辞退 幹事長職継続


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金城 勉氏

 【沖縄】来年4月27日投開票の沖縄市長選に向け、保守系統一候補に選ばれた公明党県本幹事長の金城勉県議(62)は23日、選考委員会や党関係者に出馬を辞退する意向を伝えた。金城氏は取材に対し「選定はありがたい話だが、県本幹事長として党をまとめる立場にある」と述べた。

 選考委は21日に金城氏擁立を決定したが、無所属での出馬が条件だった。金城氏は23日、党の遠山清彦沖縄方面議長や糸洲朝則県本代表と協議。両氏から「党務を優先してもらいたい」と説得を受け、決断した。
 金城氏は「米軍基地問題や経済振興など県政課題の解決に向けて果たすべき役割がある」と述べ、引き続き県本幹事長職にとどまりたいとの考えを強調した。
 保守系県議・市議と経済界関係者でつくる選考委は近日中に対応を協議するが、「人選を白紙に戻し、再検討することになるかもしれない」としている。