てふてふPさん死去 作家、新報短編小説賞受賞


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 てふてふPさん(作家、第28回琉球新報短編小説賞受賞者、本名・富永尚也=とみなが・なおや)22日午後10時22分、多臓器不全のため西原町の病院で死去、37歳。

南城市出身。告別式は25日午後2時から3時、与那原町東浜86の7、浄光寺で。喪主は父尚信(しょうしん)さん。
 2000年に新報短編小説賞を受賞した「戦い・闘う・蝿」で鮮烈なデビューを果たし、新世代の書き手として登場した。小説のほか、佐敷町民ミュージカル「とんねるガジュマル物語」(05年)などの脚本、県高等学校文芸誌コンクール審査員なども務めた。昨年、肺がんが見つかり闘病を続けていた。