自転車盗、6割超減 カギスマ甲子園 宮古工1位


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表彰を喜ぶ久貝勇介君(左から3人目)ら=12月24日、宮古島市の宮古工業高校

 【宮古島】宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会(会長・下地敏彦市長)は10、11月に行った「カギスマ(鍵島)甲子園」の結果を12月24日、発表した。対象となった小中高12校の中から、自転車の施錠率が一番高い93・9%を記録した宮古工業高を表彰した。

 駐輪中の自転車に鍵を掛ける習慣を身に付けてもらうことが目的。2カ月の間に3回、警察官らが各校の施錠状況を抜き打ちでチェックした。カギスマは宮古島の言葉で美ぎ島(美しい島)のかぎと鍵を掛けたもの。
 宮古島署によると10、11月の自転車盗難件数は計5件で、前年の14件から3分の1近くに減るなど効果が出たという。
 宮工高では教員が施錠状況を毎日確認するなどきめ細かく指導してきたという。
 表彰式で宮工高生徒会長の久貝勇介君(17)は「素晴らしい賞をもらえてうれしい。今よりさらに施錠率を高められるよう、生徒一丸となって取り組みたい」と決意を新たにした。