普天間撤去求め車両30台でデモ アピールも採択


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30台の車両で普天間飛行場の撤去を訴える新春自動車デモ=3日、宜野湾市内

 【宜野湾】米軍普天間飛行場の即時撤去と、辺野古への新基地建設阻止を目指す第31回新春自動車デモ(普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会主催)が3日午後、宜野湾市内であった。のぼりや旗を掲げた30台の車両で飛行場を一周し、基地撤去を訴えた。

 宜野湾市役所前であった事前集会には約70人が参加。仲井真弘多知事による辺野古埋め立て承認を「県民を裏切る暴挙」と批判し「普天間基地の無条件撤去のための世論を高めよう」とするアピールを採択した。
 市民協議会の知念吉男事務局長は「オスプレイは市民に苦痛を与えている。米軍優先の政治を許してはならない」と訴えた。ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「知事の埋め立て承認は暴挙だ。市民はくじけずに闘っていく」と誓いを新たにした。
 集会中もオスプレイやヘリが普天間飛行場を発着し、激しい騒音が響いた。集会に参加した平安雅人さん(29)=名護市=は「正月だというのに、米軍は何をやっているのか」と憤っていた。