中山のギターに切れ味 VooDooHawaiians


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 ガールズロックバンドが共演するイベント「ROCK IT LOUD!~GirlsWannaRock!~」が5日、那覇市の桜坂セントラルであった。元プリンセスプリンセスのギタリスト中山加奈子が率いるバンド「VooDooHawaiians」をはじめ、沖縄のオズ、RUN―G、FLiPが出演。疾走感に満ちたパワフルなステージを繰り広げた。演奏の合間にエレキギターバトルやエアギターコンテストなどもあり、新たな年のスタートを多彩な企画で彩った。

 結成15周年イヤーに入ったVooDoo―は8年ぶり2度目の沖縄公演。ステージに登場した中山(ギター、ボーカル)は「最高なライブにしたい」と叫び、ファンの雄たけびに迎えられる。「プラスチックリバー」で幕を開き「アイスクリーム」「ジャンクフード」などを立て続けに演奏する。中山の切れ味鋭いギタープレーに会場の熱気も高まる。
 「星は砕け散り」はスローに運ぶメロディーと、激しくひずむ間奏や終盤の演奏とのコントラストが際立つ。「DIVE INTO THE BLUE SKY」「I loved U」など硬軟織り交ぜた楽曲で会場をあおり続ける。
 中山は「今年はレコーディングも予定しているが、今年中にもう一回沖縄に来たい」と宣言し、ファンの歓声に包まれる。アンコールに「36.5℃」などで応えた。
 終盤はオズ、RUN―G、FLiPとのセッションで「I Love Rock’n Roll」「Cherry Bomb」の2曲を演奏し、締めくくった。

VooDooHawaiiansの中山加奈子=5日、那覇市の桜坂セントラル
アンコールでVooDoo―と共演するオズ、RUN―G、FLiPら