各地で消防出初め式 


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有毒物発生を想定し、防護服に身を包んだ隊員が救助に当たった特殊災害訓練=7日、嘉手納町のニライ消防本部

 【嘉手納】県内の各消防本部で7日、出初め式が開かれた。比謝川行政事務組合ニライ消防本部・消防団では、ニライ消防団嘉手納分団が放水したほか、有毒物質発生を想定した特殊災害訓練の公開、赤青黄の3色に着色した水の一斉放水があった。

 組合管理者の石嶺伝実読谷村長は「多様化する災害に対応できる特殊資機材と人員配置を進め、消防体制の強化を図る。災害のない平穏な年になるよう祈念する」とあいさつした。
 津嘉山広消防長は「消防の使命を忘れず住民の期待に応え、信頼される消防行政に努めたい」と話した。
 同組合が整備主体となって進める「県消防共同指令センター(仮称)」について、石嶺村長は「県内9割の市町村が参加する極めて重要な防災拠点となる」と強調した。
【琉球新報電子版】