自民県連「一本化遅れが敗因」 名護市長選を議論


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 自民党県連は25日、県議会で議員総会を開き、推薦候補が落選した名護市長選について議論した。反現職の保守系候補一本化の遅れや、友党の公明党県本が自主投票となり積極的な支援を受けられなかったことを敗因に挙げた。所属国会議員からも意見を聞き、週明けにも総括をまとめる。

 公明県本の自主投票について照屋守之幹事長は総会後、「県連や国会議員らが調整したが、功を奏さなかった。今後は一緒に取り組む方向は一致している」と述べ、3月の石垣市長選で連携を目指すと説明した。
 普天間飛行場の辺野古移設推進を掲げたことは「避けて通れないテーマで、やむを得ない。短い期間でよく頑張った方だ」と「善戦」を強調。一方、「歪曲(わいきょく)された報道がなされた」と述べ、辺野古容認方針に転じたことなどに対する報道も敗北の一因だとの見方を示した。