FC琉球「上位狙う」 Jキックオフカンファレンス


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 【東京】Jリーグの開幕を前に、21日に港区のグランドプリンス新高輪で「2014 Jリーグキックオフカンファレンス」が行われ、J1・J2・J3の全52クラブの監督と選手が集結した。J3元年となる今シーズンに沖縄から参戦するFC琉球の真栄城兼哉選手も特設ステージに登壇し、J3制覇を誓った。

 FC琉球の開幕戦は3月9日、県総合運動公園陸上競技場でJリーグ・アンダー22選抜と。真栄城は「一戦一戦を大切にしながら、上位を目指して攻撃的なサッカーを見せたい」と抱負を語った。
 薩川了洋監督は「若いチームで技術的な課題はあるが、足の止まらないサッカーができる。沖縄のサポーターのためにもJ3を制覇し、J2に上がりたい」と話した。

◆「夢諦めないで」 J2札幌の上里、沖縄の後輩に
 サッカーJ2のコンサドーレ札幌に所属する県出身のMF上里一将(宮古高出)が21日、都内で開催されたJリーグキックオフカンファレンスにチーム代表として参加した。
 2004年に同チームに加入した生え抜き。11、12年の期間付き移籍を経て13年にコンサドーレ札幌に復帰し主力として活躍していたが、同年9月に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で全治8カ月の大けがを負った。現在リハビリ中で、「復帰は5月か6月ごろ」(上里)。復帰後はパスの精度や視野の広さを武器に、J1昇格を目指すチームのけん引役としての活躍が期待される。
 「札幌は沖縄から遠いが、沖縄のサポーターにも注目してもらえるよういいプレーをしたい」と笑顔。Jリーグを目指す沖縄の後輩たちに「自分自身の課題を少しずつクリアすること。夢を諦めないで頑張ってほしい」とメッセージを送った。

Jリーグキックオフカンファレンスに登場したFC琉球の真栄城兼哉選手(左から2人目)=21日、港区のグランドプリンス新高輪
「夢を諦めないで」と沖縄の後輩にエールを送るコンサドーレ札幌の上里一将選手=21日、港区のグランドプリンス新高輪