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【伊江】財団法人わびあいの里(山内徳信理事長)主催の第12回平和学習会が1、2の両日、伊江村農村環境改善センターホールで開催され、村内外から約130人が参加した。初日は、同センター中庭でオスプレイと基地被害に対する抗議集会があり、約80人が参加した。
抗議集会で名嘉實村議は、同飛行場で訓練するオスプレイの離着陸回数を報告。配備直後の2012年10月は364回、追加配備後で六つの新着陸帯が完成した昨年9月と10月は552回、10月21日は4機飛来し、1日だけで90回を記録した実態を説明した。
同飛行場から約600メートルの酪農農家の乳牛が、昨年6月と11月に早産や死産し、今年2月には双子が死産したことも報告。「特に夜間訓練がひどく、回数が減っても訓練時間が長くなっている。周辺住民は家の中で大きな声を出さないと会話ができない」と憤った。
抗議集会には、反戦地主会の照屋秀伝会長や故阿波根昌鴻さんと共に米軍用地強制接収に抵抗した平安山良有さんらも参加し、オスプレイの沖縄配備撤回・撤去を求め決議した。
学習会では、山内理事長の基調講演や米軍伊江島補助飛行場内で訓練するオスプレイの映像を上映。夜間無灯火訓練や粉じんを巻き上げている映像に会場からは驚きの声が上がった。(中川廣江通信員)